皆様は、どれぐらいの頻度で抹茶を飲まれますか？私は、週に何度かはカジュアルに抹茶を点てていただきますが、日常的に抹茶を飲まれる方は、多くないと思います。
では、緑茶をいただく頻度はどうでしょう？自分で茶葉から淹れるだけでなく、ペットボトルの緑茶飲料等を含めると、ほどんど全ての日本人が毎日、お茶を飲んでいるのではないでしょうか？
抹茶は茶葉の栄養を余すことなく摂取できる
私たちの日常に欠かせないお茶は、昔から健康に良いものとして、あるいは薬として重宝されてきました。近年は、栄養成分についての研究が進み、抹茶はますます健康維持に役立つ飲み物として期待されています。
お湯で抽出していただくお茶はもちろんですが、それ以上に抹茶の健康効果への注目が集まっています。
抹茶は、茶葉を粉末状にして全てをいただくので、葉に含まれる全ての栄養成分を余すことなく摂取することができます。
スーパーフード抹茶の栄養成分
抹茶にはカテキン(ポリフェノール)、カフェイン、テアニン(アミノ酸)などが豊富に含まれます。それでは、早速、抹茶の栄養成分について、順番に見ていきましょう。
カテキン
カテキンには、お茶の渋みの元となるタンニンの主成分で、ポリフェノールの一種です。抗酸化性（抗酸化物質）という性質があり、アンチエイジング、がん化抑制、動脈硬化抑制、血圧上昇抑制、脳卒中予防、肥満抑制、老化認知症予防などに効果があるとされています。そのほかにも、ウィルス感染や口臭の予防にも効果があるとさえれています。
カフェイン
カフェインは、コーヒーや紅茶などにも含まれており、ご存知の方も多いと思います。覚醒効果があり、眠気覚ましやリフレッシュしたいときに、効果があります。ただし、覚醒効果がありますので、コーヒーなどと同様、就寝前に飲むと、寝つきが悪くなる可能性があるので、注意が必要です。利尿作用もあります。
テアニン
アミノ酸の一種で、旨み成分の一種です。心身をリラックスさせる効果があるので、ちょっと休憩したい時などにもオススメです。
ビタミン
抹茶には、ビタミンC、A、Eなど、他の食品と比較しても多くのビタミンが含まれています。ビタミンCは抗酸化作用を持つため、がんや生活習慣病の予防に重要な働きがあると考えられています。
ミネラル
カリウムやカルシウム、リン、食物繊維など、抹茶には、ミネラル成分が含まれています。
サポニン
お茶の渋みや苦み、（特に抹茶に見られるような）泡立ちに深く関与する成分です。
朝茶はその日の難逃れ
このように抹茶には、多くの栄養が含まれており、まさにスーパーフードと言えるでしょう。毎朝、抹茶を立てていただくことは大変なイメージをお持ちになる方もいるかもしれませんが、カジュアルであれば、ほんの数分で抹茶を立てることができます。「朝茶はその日の難逃れ」と言って、朝お茶を飲むと、その日の災難を避けることができると言われています。皆様の生活にも是非取り入れて見てくださいね。