【宇治老舗茶寮】「辻利」の違い:本家・暖簾割り・分家|MATCHA-Girl

【宇治老舗茶寮】「辻利」「祇園辻利」「都路里」ってどう違うの?本家・暖簾割り・分家

約160年の歴史を持つ宇治の老舗茶寮である「辻利」。全国さまざまな地域で見かけることが多くなりました。「辻利」「祇園辻利」「都路里」ってどう違うの?と疑問に思われる方も多いと思います。

実は、この「辻利」は、暖簾分け型と分家型、看板貸与型、共同出資型などを通して、全国に事業を展開されているのです。今回は、本家の「京都宇治辻利」や暖簾割けの「祇園辻利」、分家である「京都・宇治辻利兵衛本店」の違いについてお話しします!

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「辻利」の歴史について

宇治で有名なお茶屋さんと言えば「辻利」です。

創業は、萬延元年(1860年)で、約160年の歴史があります。

創業者である「辻利右衛門」は、玉露の茶葉を針状の美しい鮮緑に仕上げる「玉露製法」を確立して、宇治茶を全国的にも有名な高級茶として発展させていきます。

本家は、「京都宇治辻利」(株式会社辻利本店)

辻利右衛門氏の本家は、京都府宇治市に本社を構える「京都宇治辻利」(「京都宇治辻利」HP)です。

現在の「辻利」本家は、辻俊宏氏が三代目社長(創業よりは五代目)に就任されています。

「祇園辻利」は(株式会社祇園辻利)は暖簾割け

本家から暖簾割けされたのが「祇園辻利」(祇園辻利HP)です。販売部門を受け継いだ三代目の三好徳三郎氏が台湾に渡り、日本茶を広め、五代目の三好通弘会長が日本に戻った時に「祇園辻利」としたようです。

店舗は、「祇園本店」のほか、「京都駅八条口店」、「東京スカイツリー・ソラマチ店」があります(祇園辻利店舗情報HP)。

祇園都路里が「都路里」を展開

茶寮「都路里」も展開しています(都路里HP)。店舗は、「祇園本店」「京都駅伊勢丹店」「高台寺店」「大丸東京店」があります。(都路里店舗情報HP

「京都・宇治辻利兵衛本店」(株式会社辻利兵衛本店)は、分家

分家として展開するのが「京都・宇治辻利兵衛本店」(京都・宇治辻利兵衛本店HP)です。本家の二代目豊次郎氏の娘の家系とのことです。

店舗は、「辻利兵衛本店 京都宇治本店」のほか、阪急うめだ本店B1Fに「大阪店」、阪急梅田駅1Fに「梅田店」、近鉄百貨店四日市店2Fに「四日市店」、博多阪急B1Fに「博多店」があります(辻利兵衛本店店舗情報)。

このほかにも、暖簾分け型と分家型、看板貸与型、共同出資型などを通して、全国に事業を展開している「辻利」。老舗でありながら、親しみやすさもあり、人気のお店です。

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